東京・早稲田にある「穴八幡宮(あなはちまんぐう)」は「一陽来復(いちようらいふく)御守」が有名です。
一陽来復の御守は、金銀融通のお守りといわれ、商売繁盛、金運上昇のご利益があるといわれています。
強力な金運パワーがある御守ということで、たくさんの方が日本全国から訪れますが、いただけるのは冬至の日から節分の日までで、お祀り(家の壁に貼る)のも、年に3回だけ、決められた日時があります。
そんな貴重な御守を大晦日にいただいて参りました。
御守を祀れる日は、冬至、大晦日、節分の3日だけ
御守を壁に貼ることができるのは、冬至、大晦日、節分の夜の日が変わる午前0時から1分以内と決まっています。
年に1分が3回しかチャンスはないのです。
本当はお正月の初詣で行こうと思っていたのですが、今日は12月31日。
冬至(12月22日)は過ぎてるし、今日を過ぎたら節分まで貼るのを待つことになります。
もし何かアクシデントが起きて貼り逃したら、その御守は返納しなければなりません。
そんな危険は冒せないので、大晦日ですが行くことにしました。
穴八幡宮は東京メトロ東西線の早稲田駅から徒歩3分
穴八幡宮は新宿区西早稲田にあり、東京メトロ東西線の早稲田駅からですと、徒歩3分ほどです。
早稲田駅2番出口を出て左を見ると、オレンジの鳥居が見えます。薄着の方が見えますが大晦日です。
横断歩道を渡ると、鳥居の外の交番の前まで長い行列が。
何だろうと思い聞いてみたら、「手相占い」の列とのこと。
鳥居をくぐって左手に「手相占い」が出ているのですが、なんと「コンピューター鑑定」
大きなタブレットのような画面に手を置いて手相を読み取るようです。
時代ですねぇ。
手相占いを横目に階段を上がって行くと、ディズニーランドのアトラクションに並ぶようなロープで仕切られた場所に着きます。
右側はお詣りだけ、左側は御守をいただいてからお詣りをするルート。
私は御守ルートに進みましたが、かなり何度も折り返して進みました。
途中、古い御守を返納する場所もありました。
大晦日なのでスイスイ進めましたが、明日からの三が日はものすごいことになるんでしょうねぇ。
御守を頒布する窓口はたくさんあります。
手際が良いのでどんどん進みますが、御守を入れる袋は無いので、あらかじめ用意してその場でしまうのが良いと思います。いくつもいただくとバラバラと落としそうです。
「一陽来復御守」 1,000円
「一陽来復懐中御守(お財布用)」 400円
「交通安全御札(車用)」 1,000円
「交通安全御守(バイク・自転車用)」 500円
をいただき、お詣りへ。
12月31日ですが、そこそこ並びました。
みなさんじっくりお願いしているのか、進み具合がゆっくりでした。
鳥居をくぐって、御守をいただいてお詣りまでで、約1時間かかりました。
寒い日で混雑する時はトイレの問題もあるので、おなかにホカロンあてて行くなど温かくして行った方が良いと思いました。
お隣の放生寺では、一陽来福のお札をいただけます
穴八幡宮のお隣の放生寺では、金銀融通のお札「一陽来福(いちようらいふく)」(1,000円)がいただけます。
こちらの配布期間も、穴八幡宮の一陽来復と同じで、冬至から節分までです。
一陽来復と一陽来福を2つ並べて貼っても良いそうなので、こちらもいただいて来ました。
こちらは並ぶこともなく、すぐにお詣りできました。
穴八幡宮の「一陽来復」は、占いの易(えき)から来た言葉で、陰の気がきわまって陽の気に変わるという意味から、冬が来て春が来ることを表し、「悪いことが続いていたけれど、これからは良いことに向かいますよ」という、願いの込められた言葉です。
放生寺の「一陽来福」は、金銀融通だけでなく、人間関係の融通にも御利益があるといわれています。
御守をおまつりする準備
さて、大晦日の0時に御守をおまつりするための準備です。
自宅のリビングや居間でおまつりします。
その年の方角も決められています。
一陽来復御守を自宅・会社でおまつりする事ができる日
穴八幡宮
『冬至(例年12月22日前後)・大晦日(12月31日)・節分(例年2月3日前後)』
この三日の内で御自身の都合のよろしい日を選び、その日が終わる夜中12時(0時)ちょうどにおまつり下さい。
御守を壁や柱におまつりする際の注意点
- 和のりなどの接着剤で、台紙などは使用せず『壁や柱に直接』おまつりください。
- 画鋲などで刺す、御守の上からテープで壁に押さえつけるといった事は絶対にしてはいけません。
- おまつりする場所が神棚や他の神社の御守と一緒になった場合は、上下差をつけず並べておまつりください。
- エアコンや扉などの障害物がある場合は左右どちらかにおまつりする場所をずらし、一陽来復の文字が恵方を向くように糊をつける位置を工夫していただきおまつりください。
御守が落ちてしまったら、再度貼りなおすのはNGとのことで、穴八幡宮の社務所へ持って行かなくてはならないそうです。
しっかり貼らなくては!
御守と一緒にいただいた説明書(2024年度版)です。
左から、「一陽来福」「一陽来復」「一陽来復お財布用」「交通安全 バイク・自転車用」「交通安全 車用」
一陽来復御守は筒のような形状をしています。
中には、金柑と銀杏が入っているそうです。
重さを量ったら、
一陽来復は6グラム
一陽来福は5グラムでした。
リビングの中央で、アップルウォッチで方位を調べると、御守を貼る場所は隣の部屋との境の引き戸の上でした。
引き戸の振動もあるので、尚更しっかり貼らないといけません。
仮にでも貼ると、その時が貼った時になってしまうらしいので、似たような紙を丸めてリハーサルをしました(真剣)
御守が立体で、6グラムとはいえ重さもあります。
普通の両面テープで試したら、とりあえずはくっつきますが、長期間は無理な感じです。
厚みのある強力両面テープがあったので、それを背面に何カ所も貼ることにしました。
1分で2つの御守を貼らなくてはならないので、入念にリハーサルをし、11時59分に両面テープの剥離紙を剥がしてカウントダウン。
なんとか時間内に貼り終えることができました。
これが私の新年の初仕事です。
あとは、長身の息子(190cm)の頭がぶつかって取れることがないように、注意をしなければ。
節分まで御守は頒布されていますので、まだ間に合います。
金運アップで良い年にしましょう!
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